○「大田ライズ都市建築フォーラム」第3セッションが盛況のうちに終了:建築家・学界・市民ら約100名が参加
○「公共性中心の都市再生が地域の未来を左右」海外事例-ローカル戦略を網羅した深い議論
2026年9月5日、大田コンベンションセンター第1展示館で開催された「大田ライズ都市建築フォーラム」の第3セッション「都市と建築が創る地域のアイデンティティ」が盛況のうちに幕を閉じた。本セッションは韓国建築家協会大田建築家会(以下「大田建築家会」)と忠南大学ESGセンターの共同主催で、建築学専攻の学生約70名、地域市民・建築専門家約30名、計100名が参加し、熱気に包まれた。
参加の背景:都市と建築を通じた生活の品格を語る
このセッションは単なる学術発表を超え、都市と建築が地域コミュニティとどうつながり、生活の質を高めるかを議論するために企画された。近年、都市問題はインフラの次元を超え、公共性・アイデンティティ・持続可能性の課題へと広がっている。
特に大田は科学技術中心都市として発展してきたが、都市のアイデンティティや文化的ブランディングの面では依然として課題を抱えている。これに対し、大田建築家会と忠南大学は「地域の未来は都市と建築が人と文化をどう包み込むかにかかっている」という共通認識のもと、本セッションを開催した。
講演の主な内容:バルセロナから大田ローカルまで
第1講:公共が都市を創る – バルセロナ都市再生
建築家イ・ビョンギ(イキトゥインズ代表)は「公共が都市を創る – バルセロナ都市再生」と題し、海外の先進事例をもとに都市再生の核心は「人が集まる公共空間」であると強調した。彼は1992年のバルセロナオリンピック以降30年間にわたる都市再生プロジェクトを紹介し、「バルセロナが単なる観光地ではなく、市民の日常空間として再生できたのは、公共が積極的に都市再生を主導し、建築家がコミュニティ中心の設計を実践したからだ」と語った。
第2講:興味深い創作の建築
続いて建築士キム・ソンリュル(リウルドラン代表)は「興味深い創作の建築」と題し、創作建築が単なる造形美を超えて都市生活に新たな体験をもたらす方法を紹介した。彼は自身が設計した小規模商業施設や文化空間のプロジェクトを例に挙げ、「小さな建築的試みが都市の風景と人々の関係を変えていく」と述べた。特に「建築は完成した瞬間ではなく、人々が使うことで初めて完成する生きた作品」であり、建築は「生活の実験室」になり得ることを示した。
第3講:地域はブランドになり得るか?
第3講の発表者であるユン・ジュソン教授(忠南大学建築学科)は「地域はブランドになり得るか?」と題し、大田が持つ歴史と文化的資産を建築と都市戦略に融合させるローカルブランディングの方法を提案した。彼は「地域固有の物語を込めた建築こそが最も強力なブランド」であり、「大田は大徳研究団地、エキスポ、近代建築遺産など豊富な資産を持っているが、それを都市のアイデンティティとして統合する戦略が不足していた」と指摘した。特に「大田旧市街の建築物を単に保存するのではなく、現代的用途に再活用し、新たな文化コンテンツを盛り込む戦略が必要」と述べ、大田駅広場、ソジェ洞文化通り、大興洞グルメ通りなどを連携した都市再生マスタープランを提案した。
大田建築家会の役割:地域と学界をつなぐ架け橋
今回のイベントを主催した大田建築家会は、地域の建築家が学界・市民社会と共に都市の言説を広げる窓口として機能してきた。最近では単なる親睦団体を超え、市民と交流する建築文化プラットフォームとして再出発するため、様々な公共プログラムを企画している。
特に今回の第3セッションは、大田建築家会が地域の大学や専門家集団と協力して企画したプログラムであり、専門的な建築言説を市民に親しみやすい言葉で伝える試みとして大きな意味を持つ。講演後の質疑応答では、建築学科の学生による進路相談から一般市民による都市政策の提案まで、多様な意見が飛び交った。
今後も大田建築家会は、建築家・学界・行政が連携する共同プログラムを通じて、都市建築文化の普及、公共空間の創出、持続可能な地域都市政策の提案に貢献する計画だ。
忠南大学との共同協力:学問と実践の融合
忠南大学ESGセンターとの協力も今回のフォーラムの重要な成果である。ESGセンターは環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)を融合した持続可能な研究を進めており、建築・都市分野でもカーボンニュートラル、公共性、地域コミュニティの活性化などをテーマに様々なプロジェクトを展開している。
大田建築家会は現場の建築家による実務経験と創造的な試みを加えてきた。今回の共同主催は、学問と実践が出会う場であり、大学の研究力と地域建築家の現場感覚が融合したモデルとして評価されている。
今回のセッションは単なる講演会ではなく、都市と建築を通じて地域の生活と文化をつなぐプラットフォームを創出した点に意義がある。講演と討論を通じて確認されたのは、都市と建築は単なる物理的構造物ではなく、生活の品格を包み込む社会的基盤であるという事実だった。
今後、大田建築家会と忠南大学は様々なプログラムを通じて、都市と建築のアイデンティティを継続的に模索していく予定だ。イ・ギョンファン大田建築家会会長は「今回のフォーラムが一過性のイベントで終わるのではなく、大田の都市の未来を共に描く市民運動の出発点となることを願っている」と述べ、「建築家、学界、市民、行政が共に創る大田の新たなアイデンティティに期待している」と強調した。
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